Rubin museum♪

さて、週末、ちょっくらどこかの美術館にでも行こう♪と、今回向った先は、Wesr 17stは7Aveと6Aveの間にある『Rubin museum』という美術館に行ってきました☆


ここは、ルービン夫妻のプライベートコレクションの展示から始まったヒマラヤ地方の美術専門の美術館。


チベット、モンゴル、中国、インド、ネパール辺りの「ヒマラヤ芸術」を体感できます。


仏教、儒教ヒンドゥー教ラマ教などにまつわる像や絵画がた〜くさん・・・。



こちらは、タントリズムの秘儀儀式を表した像で、男性原理と女性原理の2つが交わる事で、各々の知恵・能力が一つになり、根本から真実を見極める事ができるようになる・・・そんな神のようなパワーを象徴しているようです。
手や脚が多ければ多いほど、知恵や能力の高さを象徴しています。



“Black Jambhala”という呼ばれる『富』、『財』のシンボル的な仏様。
左手に持っているのは、蛇の天敵、マングースの形をしたジュエリー。蛇は、「金銭的貪欲」のシンボルとして知られており、その蛇の毒を取り除くマングースを手にする事で、貪欲な心を取り除くことを意味しているようです。
これは、「与える事で、授かる」・・・そこから富がうまれる・・・という事を意味しているのでしょうか・・・。
また、大きなお腹は、『富』の象徴としています。



「目覚めた者」を意味するブッダ。頭の無数のこぶや長い腕がブッダの特徴。



こちらも、とある僧侣の像なのですが・・・なんだか、とても日本人顔な感じがして親近感沸きます(笑)


こちらは、ガネーシャ
人間の身体に 片方の牙の折れた象の頭をもった神。また、4本の腕をもつ。
インドでは、あらゆる障害を取り去り、また財産をもたらすと言われ、商業の神・学問の神とされています。



こうやって、どのようにして像が創られているのかを解説しているコーナーもあり。


こちらは、仏様方のポーズをちょっと解説。




また、このように、絵画の構成を説明しているコーナーもあり。

真ん中には、主役となる仏様。
その上には3人の"teacher"と呼ばれる方々。
中心の仏様の両隣には、側近。
仏様の下には、"protector"。

この構成が基本的な構成のようです。




こちらは、ダライ・ラマ5世の生涯を描いた絵で、左上からストーリーが始まっている。


「ヒマラヤ芸術」とは言っても、宗教に絡んだ芸術作品が多く、なかなか興味深い美術館でした。



一番好きだったのはこちら・・・。

なんだか気持ちが落ち着いて、穏やかになる気がします。


生きているうちに、「目覚める」事がはたして、私にはできるのかしら・・・。
・・・できないだろうな。(笑)