グラウンドゼロ

さて、また、日本からの来客の金魚の糞になって付いてこさせて頂きました・・・グランドゼロ

NYに住み始めて、3年ほど経ちましたが、実はまだ訪れた事がなかった国立9/11記念碑


すぐ横にはまた、高いビルが建っておりますが・・・・。

2001年9月11日、火曜日の晴れた朝、イスラム過激派組織「アルカイダ」のテロリスト19人が、民間航空機4機をのっとり、NY市のツインタワーの2機、バージニア州のアーリントン国防総務省に1機を激突させました。
テロ攻撃を察知した4機目のユナイテッド航空93便の乗客は、反撃を試み、同機はペンシルバニア州西部の野原の墜落しました。


このテロ攻撃によって、90カ国以上で2977名の犠牲者が出、最高齢は85歳、最年少は2歳の幼児でした。

犠牲者のうち、400人以上が、その公務を果たすべく亡くなったレスキュー隊員です。



その悲惨な出来事から10年目に、一般公開された9/11記念碑は、ツインタワーの跡地に配された2つのプールから成っています。

それぞれのプールの位置は、タワーが建っていた場所で、北米最大となるおよそ9メートルの滝がプールに流れ落ち、中央の空洞に注ぎこまれています。
プールを囲む青銅の胸壁には、犠牲者の名前が刻まれています・・・。




この記念広場には、一本の木を除き、全てが「スワンプ・ホワイトオーク」という木です。



こちらの一本の木は、「生還の木」と呼ばれるマメナシの木です。この木は、1970年代の旧世界貿易センター広場に植えられたもので、9/11以降、グランドゼロの残骸に埋もれた2.5メートルの切り株として発見されたものです。

木の健康が回復するまで、NY市の公園で見守られ中、高さが9.1メートルにまで成長し、春には新しい枝も伸び、花を咲かせるようになりました。


いつまでも、アメリカ史、強いては世界史に刻まれる重大事件となったこの9/11。犠牲となられた方々、ご遺族の方々へ、心よりご冥福お祈り申し上げます。