ハリケーンSandy!!

日本でも、ニュースになっているようですが、ＮＹはハリケーンＳａｎｄｙで、大変な事になっております。

私は、Ｑｕｅｅｎｓという地区に住んでおりますが、場所によっては、家が壊れたり、樹が倒れたり、浸水したり・・大変だったようですが、幸いにして、うちは停電する事もなく、安全に過ごせておりました。

土曜の１９時から地下鉄は完全シャットダウン。
その日は、大して雨も降らず、風が強いかな・・・くらいだったのですが、夜中から朝方にかけて暴風大雨。

一夜明けてみると・・・

樹は倒れ、葉っぱという葉っぱは全て落ち・・・

お店のガラスには、このようにテープが貼られている様。

確かに風は強く、いろんなモノが飛んでいるので、外に居ると何が飛んでくるか分からない怖さはあり・・・ちょっと外に出てみたものの、直ぐに家に引き返す・・・。

しかし、こんな状態の中でも、中国人はしっかりお店をオープン。・・・やはり、彼らはたくましい！

しかし、うちから数ブロック離れた住宅地は、停電しており、真っ暗。

月曜、火曜は、地下鉄もバスも動いておらず、公共交通機関が断たれた為に、オフィスにも行けず、自宅待機。
水曜日もまだ地下鉄は動かず・・・。どうやら、浸水がひどいよう。

ＮＹの地下鉄は、１０８年という歴史があるようですが、その間、このような災害に対する対策をしっかりしてこなかったのが、ここに出た・・と言っておりますが、この１０８年の中、こんな災害に見舞われなかったＮＹもすごい。
災害の少ないＮＹは、災害対策という概念があまりないようで、去年の自身の際も、震度にしたら２とか３とかだったらしいのですが、すごい大騒ぎになったとか・・・。

結局、バスだけは動き始めた水曜日（ハロウィーン）、さすがに３日もお仕事休んでは・・と思い、なんとかバスを乗り継いで、Ｍａｎｈａｔｔａｎに出てみました。

ＱｕｅｅｎｓからＭａｎｈａｔｔａｎ直通のバスって、あんまり無く・・うちから徒歩２０分先にあるバス停で、エクスプレスバスに乗って、Ｍａｎｈａｔｔａｎ入り。
もちろん、渋滞覚悟だったのですが、まあまあで、１時間半ほどで到着。

Ｍａｎｈａｔｔａｎも場所によっては、停電している場所がまだあり、信号機が稼動していない為に、道路がひどい混乱ぶり・・。

やっとの思いで、会社に到着したら、マネージャーも、Ｂｒｏｏｋｌｙｎから自転車こいでやってきていました。

で、何がショックだったかって・・・溜まっているお仕事を再開しようと思ったら・・・インターネットが繋がらない・・。（汗）

いまどき、ネットが繋がらなくて仕事ができるとこなんて、無いです・・・。

プロバイダーに電話したら・・・なんと、プロバイダー側のシステムがダウンしたとかで、復旧目処が１１月９日になります・・・だって。

ＷＯＷ！！

もう、ＷｏＷしか出てきません・・・。遅すぎだろ〜〜〜！！！復旧に１０日かかるって！！
唖然。

お客さんの会社でも停電したとかで、システムが全てダウン・・・。

旦那の会社でもサーバーがダウンし、発電機もあったのに、その発電機もが壊れ・・・皆復旧作業に必死！！

Ｓａｎｄｙ後・・・普段のお仕事が手付かずって方々がた〜くさんいらっしゃるようです。

何もできないので、この日は早々に帰宅する事に。
元来たバスに乗って帰ろうと、バスに乗り込んだはいいものの・・・アップタウンに向うほど渋滞がひどく・・・なんと、２時間にして１０ブロックしか進まなかった！！

このバスに乗らないと、帰れない・・・と、我慢してたのですが・・・全く先が見えないので、もう降りて、歩いて橋を渡る事に。
このＱｕｅｅｎｓ Ｂｏｒｏｇｈｔ　Ｂｒｉｄｇｅを渡れば、Ｑｕｅｅｎｓです。

思いのほか、たくさんの人達が歩いていたので、寒かったものの、寂しくはなく・・・夜景を楽しみながら橋を渡っていく・・。
ハロウィーンなだけに仮装している人なんかも居て、なかなか面白い。

Ｑｕｅｅｎｓに着けば、Ｑｕｅｅｎｓのバスに乗って帰れます。
が・・・山手線の満員電車並みのパンパンさ。各駅停車状態で、ゆっくり・・且つ渋滞しながら帰宅。

結局、帰りは、トータル５時間かけて、やっとお家に到着・・。普段ならドアツードアで１時間なのに・・・。

世界の中でも先端を行くとされるＮＹ市・・・それなのに、このインフラの弱さ。
ハリケーンＳａｎｄｙって、レベルでいったら、レベル１に相当するらしく、めちゃめちゃ強いハリケーンではないらしいのです。

確かに、戦後焼け野原になって一からインフラを整えた日本とは違い、１００年以上もある古い設備を使いながら、少しずつ強化している為に、急な災害には対応できない事もあるのでしょう・・・。

再度、このような大きな被害が出ない為にも、ＮＹ市・・・がんばれ！