独立記念日2011♪

もう、約3週間も前になりますが・・・私が、NYに戻ってすぐには、アメリカはIndependence Holiday突入♪


今年もやってきました、アメリカ独立記念日です。


去年は、全国で開催される毎年恒例とされる独立記念日の花火を観に、ハドソン川沿いへ出向いたものでした。
午後になると、交通整備が入り、立ち入りも制限されるので、早々とハドソン川周辺の公園のようなところへ行き、数時間待って、観た花火・・・。
(こちらの日記↓)
http://d.hatena.ne.jp/oshiri-kajiri-mushi/20100705


さすがに、数時間待ったので、感動はしましたが・・・まあ、でもよくよく考えると・・・やっぱり日本の花火のほうが繊細で綺麗な事に間違いはない。(笑)



今年は・・・もう、さすがに花火のために、一日を費やして、待つ気力は無いので(苦笑)・・・何をしようか・・と、思いついたのが、博物館めぐり。(笑)


まだ、日本から戻ってきて、時差ぼけもあったので、大人しくしておりました。


で、まず一日目は、旦那が行ってみたかったという、Jewish Museum(ユダヤ博物館)に足を運んでみました。
確か、土曜日は、入場がフリーの日。


グッゲンハイムやフリックコレクション等美術館が多く集まるところに位置するこの博物館、一見普通の建物なので、ぱっと見、地味ですが、中はさすが美術館。2階部分のテンポラリーギャラリーは、空間のつかい方が面白かったです♪




日本には、あまり見かけないユダヤ教。こちらでは、いたるところで、ユダヤ教徒さんがいます。
夏は、頭に小さなハットをのっけて(最初なんか、河童みたい・・って思ったけど)、冬?あたりは、長いロングハットに、だぼっとした黒いスーツ。ロングハットからは、ちりちりのクリ毛が長くたれていて、髭もサンタクロースのように長い。

最初は、あれがジューイッシュ(ユダヤ教)の方々だとは知らず・・・さすが、ニューヨーク!!ああいうパフォーマーがたくさん居るんだなぁ・・と、手品師なような方々だと思っておりました(恥)



で、ここは、アメリカでも最大規模のユダヤ文化の博物館だそうです♪もともとは、ウォール街の銀行家で大富豪の邸宅だったのを1908年に博物館として創館。


一階部分は、美術作品も多く、また各年代ごとに彼らの歴史や文化が展示されていたりする。

二階部分は、現代アート作品。

三階、四階は、ユダヤ教の宗教行事器具のコレクションなどが展示されている。




ユダヤ教のマーク・・。

うちの近くにもユダヤ教教会(シナコーグ)があり、表には、このマークがド〜んっと。


ユダヤ教は、ユダヤ民族(イスラエル民族)から発生した宗教で、信仰対象は唯一絶対の神ヤハウェ
自民族はヤハウェの民、“神より特に選ばれた民”として、モーセの律法を重んじ、旧約聖書を経典としている。


日本に居た時は、知る事もなかったし、知ろうとも思わなかっただろうなぁ・・・。


ちょっと、まだ歴史的、文化的背景をよく知らないので、正直ちょっと難しかったけど、なんか、知らない世界を垣間見たようで、面白かった♪




で、翌日は・・・私が一度行ってみたかった、自然史博物館のプラネタリウム

ここも、いつ来てもワクワクします♪地球の歴史がつまってる宝箱♪


この日は、地球を飛び越えて、宇宙の歴史に迫りました♪


ローズセンターに位置するプラネタリウム「コズミック・コリジョンは、宇宙を形成したビッグバンを描写し、その衝突が現在に与える影響を探索します。

ロバート・レッドフォードによって、ナレーションされたこのショー・・・100フィートのこの舞台裏ではプラネタリウムのクリエイティブチームが、膨大な科学的データの中からリアルタイム映像を作り出すために、先進グラフィックソフトを駆使し、創り上げています。


・・・ナレーションは、もちろん、全て英語なので・・全部は何言ってるか分からなかったけど(苦笑)・・・そのスケールのデカさに、そして、目の前に広がる神秘的な映像に、まるで吸い込まれていくかのようでした。


私、個人的には、地球以外のどこかの惑星にも、きっと生物が居る・・と、信じているわけで・・・。
だって、この地球という星に、生物がいるんですよ・・・。
計り知れない宇宙。人間なんて、まだ宇宙という空間のほんの一握りしか知らないわけです・・。
まだまだ、発見されていない惑星がたくさんあって、その実態を知らない。
この地球なんて、星屑のひとつのようなもの・・その地球にこうやって生物が生存しているんだから、きっと、他に惑星にも居るはず・・。


いや〜・・・興味深いですね〜。
こういう未知な世界、大好きなんです(笑)


博物館なんで、もちろん、いろいろ科学データなども見れます♪

これ、地球外物質・・・隕石です。地球の外のものが降ってくる・・。ちょっと、こわいですよね。

隕石と言えば、昨年、アリゾナに行ったのですが、実は私達が廻ったところから、そう遠くないところに、バリンジャー・クレーターという、大規模なクレーターがあるそうなんです。・・・知ってたら、行ってみたかった・・・。

バリンジャー・クレーターは、今から約5万年前に地球に衝突した隕石によって形成されたクレーター。(直径約1.2 - 1.5キロメートル、深さ約170メートル)
その隕石が衝突した時代、そこのコロラド高原は現在よりも寒冷湿潤な気候であり、マンモスや地上オオナマケモノが生息する草原地帯であったとされるそうです。



ところ変わって、こちらは、地球の火山についての資料が集められたところ・・。


こちらは、火山付近に露出した硫黄。


こちらは、北極の氷山を切ったもの。

地層のように、氷も何千年という時間の中で、一層一層、氷の層を形成しているんです。

こうやって、どこの部分が何年前のもので、成分はどんなものが含まれているのか、わかってしまいます。さすが、自然史博物館!!古いものは、1万2千年前のものも!!!そんな時を得て、今、ここでコレを見ている自分が居る・・・。


もし、タイムマシーンがあったら、未来よりは、過去に行きたい!!って、常々、そう思います。


人類のはじまり・・。

蚊の拡大模型・・・気持ち悪すぎる・・・これに、噛まれているのか・・。

デカすぎるだろ、この丸太。


こちらは、おなじみ、海洋生物のセクション。目の前に、こんなクジラが泳いでいたら・・・息するのも、忘れそう。

海の中も、宇宙のようで、まだまだ人間の知らないモノがたくさん居るんでしょうね・・・。


トドのショーケースの前で、足を止める旦那。「でかいなぁ・・」と、しばらく、呆然とトドと目を合わす。(笑)



宇宙・・・なんて、言ってる前に、地球上においても、こんなにも、不思議な生物がたくさん生息している。
我々、人間だって、傍から見たら、不思議な生き物に違いない。


物資は、全て元をたどれば、「原子」からできていて、結局のところ、みんな元は同じなのに・・・。


こういう所に来ると・・この世の中、ほんとに何とも不思議だなぁって。
・・そして、自分の生きている世界やみえている視野の狭さに気付かされる・・・。



スケールが大きすぎて、私のちっちゃな脳みそは、フリーズしてしまいますが(笑)
とにかく、すごい!!っていう感動を味わえる・・そんな自然史博物館です。