Grand Canyon☆〜でっけーーーー!!

はい、疲労困憊の2日目を乗り越え、3日目突入。

3日目の朝にして、やっとまともな食事をした感じ。
今回、意外にも食べるものが辛かった・・・。


郊外に出ると、あまりお店が無い。高速走ってしまうと、延々とサービスエリアが見つからない・・。
昼間は食べる間も惜しんで移動やら、風景に夢中になっていると・・・夜は早々にお店が閉まる。

ファーストフードばかり・・・。もしくは、車の中でスナックをかじる。案外動いてないんで、そんなんでお腹はふくれるわけですが・・・栄養バランスは、ガタガタ・・。あまりお米を好んで食べない私も、さすがにお米が食べたくなった・・・。


毎日、ハンバーガーは・・・無理ですね。




ここは、ロッジの食堂。朝はやくから、夏休み期間でバイトに来ている若い子達が元気に動いていました♪


みなさん、笑顔がステキで、対応も良いし、気持ちの良いロッジだったぁ。
数時間しか過ごしていないけど・・・ちょっと、名残惜しい。

夜中に到着だったので、わからなかったけど・・・昼間は、こんな、木々に囲まれた風景です♪

さぁ〜、睡眠もとった!お腹も満腹!!!って事で目指すは、Grand Canyon♪♪♪


通常、観光客は、South Rimといって、南側の玄関から入っていく。いくつも玄関があるGrand Canyon、南が一番有名のようです。次にWestかな、Sky Walkがあるので。ただ、夏休み期間の今頃は、アメリカ国内のみならず、世界各国からの観光客が集まるココ。South Rimは渋滞にはまる事が多いようで・・・私たちは、あえて、あまり混み合わないNorth Rimから入る事に。そんなもんで、ロッジもJacob LakeというNorth Rimに近い場所で予約したわけです。


North Rimは、10月下旬から冬の間はクローズされている。
海抜8827M!!Pageでは、レモネードがほっとレモンに、りんごが焼きりんごになるくらい暑かったのに・・・ココは、肌寒いくらい涼しいんです




はいっ!!!きましたぁぁぁ〜〜!!!!!!

ひょォォォ〜〜〜!!!!!!壮大〜〜〜〜〜!!!!!!


この地層・・・恐竜時代、いやそのもっと前から積み重なってきたもの。どの層が、どの時代に形成されたものか・・説明が書いてある。
これをみていると、不思議でたまらない。
だって、恐竜が歩いただろう場所ですよね・・・。恐竜や原人さん達が見たものと同じものを見ていて、歩いただろうところを今、私も歩いている。同じ土を踏んでいる・・・。なんか、タイムスリップした感じ。




崖の上のロッジ。

Grand Canyonには、たくさんのハイクコースがある。
ものによっては、20〜30分で歩けるような簡単なコースもあれば、片道に5〜6時間は要するようなコースも。
この日は、もうお昼過ぎなので、あまり時間がかかるようなコースは歩けない。という事で、いくつかView Pointを廻る事に。
車で移動〜。(笑)

ここは、Point Imperialといって、一番高い場所にある。




はい、私たち同じみ・・・ハイキングには、良い眺めのもとで、お食事。
この日は、朝食を食べたのが10時過ぎ、で、あのボリューム・・お腹はすかないけど、ちょっとつまみたい・・って事で、ロッジで買ったホームメイドのクッキーとスコーンを頬張る。この景色を目の前に、あぁ・・贅沢。


しかも、ウマイ!!
ジンジャーのクッキーと、レモン&ズッキーニのクッキー、ホールグレインマフィン。どれも、素朴で美味でした♪




見たこともない、変な植物が・・・。


せっかくなので、簡単なハイクコースを歩く事に。片道20〜30分くらい♪


で、歩いている途中に発見した・・・コブ付きの木!!!!

なんじゃ、こりゃ???ちょっと、気持ち悪い・・・。


で、こちらも、気持ち悪いものが・・・

でたぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!!!!!!

木から人の顔がぁぁぁ〜〜〜!!!!!!(怖)





って事で、私も真似っ子(笑)



いや〜、涼しいし、気持ちがイイです♪



Grand Canyonの下を流れているColorado River付近では、以前インディアンが居住していたそうな。
夏の間は川辺に、冬には移動をしていた・・と、聞いたような。


いったい、どのように生活をしていたのか・・・。
この大自然を目の前にして、昔の人たち、生物たちの暮らしを想像せずにはいられない・・。(想像しても・・・何も思いつかないんですが(笑))

・・・考古学を学んでいる人・・・知り合いにいなかったっけなぁ・・・。(笑)



柵なんてものが無いので・・・落ちようと思えば、いつでも落ちれるわけで・・・ここから落ちたら・・・なんて、怖い事も想像する(汗)
もう・・・いっぱつ・・でしょ・・。

あまり、高いところが得意じゃないんで・・・さすがに、下をのぞくと、ぞくぞくと恐怖を感じる。




トータルで40分ちょっとのハイキングも終わり、せっかくなので、もう1つくらい行ってみよ〜!!って事で、Kaibab Trailというコースに向かった。ここは、唯一Grand Canyonの一番下、つまりコロラド川まで行くことができるコースで、且つ最も長いコースでもある。もちろん、一番下まで行く気は全くなく、ちょっと歩いて帰ろうと、そのコースに入っていった・・。


で、入った瞬間・・・うッ!!臭い!!!!

そこは・・・

うんこ道!!


私も目の前で野生の鹿を発見したが・・・鹿やら馬やらの糞が道中に続いている。
既に土と化した糞がさらさらの砂になっていたり、まだ湯気がでるんじゃないか?ってくらいフレッシュなものまで・・・。



これも・・・自然の一部。


臭いながらも、歩く・・・Canyonの内部に入っていく風景を楽しみながら・・・・って、でもやっぱ、クサイ・・。(汗)


私たちは、歩いて20分くらいのところで、引き返す事に。そろそろ日が沈むので、暗くなる前に・・。

ここを降りていったら、また違う角度でCanyonを観れるだろうに。・・・目の前に流れるコロラド川をみれたら・・・感激だろうなぁ・・。




上がってきた頃には、ズボンや靴には、糞の砂がいっぱい・・・。簡単に水で洗って、最初のVisitor's Centerに戻る。

ちょうど、日が沈む時間。ちょっと高いけど、全て天然素材!というGrand Canyonのロッジで買ったヨーグルト片手に、夕日を眺める。




これがまた・・・美しい・・・。

しばらく、無言で太陽がCanyonの向こう側に沈んでいくのを眺める私たち。
言葉はいりません・・。


はい、Grand Canyonもお腹いっぱい。
この日は、車で2時間〜2時間半先にあるKanabという街に泊まる事になっていた。

日が沈んだ途端に、空は暗くなり、また暗い道の中を延々と走る寂しさ・・。
疲労も距離も昨日ほどではないので、気分はまだ楽♪


真っ暗な中・・・たまに鹿の目が光る♪

高い土地から、下っていく坂道。遠くにみえるKanabの街の光を目指して入っているのも、なんだかワクワクする。
そんなワクワクも束の間・・・走る事約1時間半・・・街らしき所に入ったが・・・人が居ない・・・。
民家らしきものも少ない気がする、ほとんどが宿とかMotel。


なんか、人もいないし、ちょっとコワイなぁ・・・なんて、思った矢先


どっから湧きでたのか、パトカーが光をともして、やってくる・・・。
あれ??近づいている・・・。私たちに・・????


「俺かな・・・。俺かな・・・。あれ、俺かなぁ・・・。」と、旦那が不安気に声を出す。

いやいや、だって私たち、何もしてないし・・・スピードもそんな上げてないし・・・。それは無いでしょ・・。

って、私は思っていたのだが・・。
「止めたほうがいいかな??これ、俺だと思う・・・。・・ちょっと、止めるわ・・。」


え??マジ????止めるの???と、思ったら・・・本当にパトカーは、わたち達目当てだった。


二人して、心臓はバクバク


だって・・・映画でみる、地方のアメリカの警察っていったら・・・。
“車から出ろっ!!はやくしろっ!!!!後ろを向け!!手を上げろっ!!!”って言って、銃を突きつけられるシーン。
そして、以前、アメリカ留学してた友人からも、アメリカの警察には気をつけたほうがいい。へたな事すると、マジで打たれるよ。」って聞いた事が・・・。


案の定、警察が歩いてきては、私たちの車の中を覗き・・・旦那に向かって“Stop the engine!! then Get out of here!! Quick!!”って荒々しく怒鳴るわけです。


なになに・・うちらが何したっていうのォォ????
大人しく外に出ようとする旦那・・・出た瞬間に銃を突きつけられたら、どうしよう・・打たれてしまったら、ほんと、どうしよう・・・。と、もう気が気ではなかった・・・。
私も出たほうがいいのか、どうしたらいいか分からず、シートベルトさわったり、車の鍵開けたり、窓あけたり・・・オロオロと軽く動転していた私。もちろん、旦那も。


車の後ろに連れて行かされる旦那・・・銃声が聞こえたら、どうしよう・・・周辺には人の姿も見当たらない、助けも呼べない。私も打たれるのか???

なんて、一揆にいろいろ考える・・・・。


しばらくすると、旦那が、“Thank you”って、言って車に戻ってきた。

ふぁ!無事に戻ってきて何より!!!!!


車を止められたのは、バックライトが付いていなかったから、このまま走行したら、危ないよ・・・という注意のためだった。結果的に、警察は、私たちの身の安全の為に車を止めてまで注意してくれたわけで・・・そのもそも警察をはなっから敵のように思っていた私たちは・・・映画の見すぎ??(笑)

それにしても、もうちょっと優しく“出てきて下さい”とか、言えないのかぇ???そんな怖く脅すように言わなくっても、ねぇ?



再び、運転を開始した旦那。
心臓のバクバクがまだ止まないのか、しばらくは無言・・・そして・・・「マジ、びっくりしたわぁ。はぁ・・よかったぁ・・。」と、もらす。


そら、びっくりしますわ・・・。私は、頭が真っ白になってしまったわよ・・。

まあ、無事で何よりです・・・。ただの勘違いでしたが(苦笑)



で、そこから30分もして、その日私たちが泊まるMotelに到着。

またも、鍵は玄関に貼ってあった。
部屋は既にクーラーがガンガンきいていて・・・一息。

Grand Canyonからだいぶ降りてきたので、かなり暑い。またも、風は熱風状態。
到着したのは、夜10時過ぎ。周辺のお店は既に閉まっており、ガソリンスタンドの売店のみが開いている。

そこで、スナックを買って、夕食?とする・・・。


最後は、心臓飛び出るかと思うくらい、ハラハラしたけど・・・この日も何とか無事終了。
翌日は、Arizonaを出ます!!