One-Child Policy・・・

毎週土曜日は、家の近くのコミュニティ・カレッジでESLのクラスに参加中。


語学学校や、ESLのクラスを取る面白みの一つに、世界各国の人たちと知り合いになれる事があると思う。
前の語学学校では、本当にいろんな国の人たちと接する機会があって・・もう、自分がどこの国に居るのかも、よ〜わらないくらいw


が、今のクラスは・・・さすがに中華系・韓国系エリアだけあって、生徒のほとんどが中国人。
なかには、台湾人、コロンビア人もいるが・・中国語比率がめちゃめちゃ高い


私の場合は、台湾を知っているので、中国も台湾も似たような文化背景や習慣があって、そんなに新たに驚く事、へぇ〜〜〜って思う事ってないんだろうなぁ・・・と、思っていた・・。


でも、まだまだ発見はあるもので・・・考え方の違いや、政府による規制・規定の違いに、驚いたりする。



今日は授業で、「もし、〜ができたら、・・・したい」みたいなテーマでディスカッションを行っていた。


「もし、可能なら、もう一人子供を産みたい・・女の子もほしいわ。女の子のほうが、両親想いだと思うから(笑)」と。


ご存知の通り、中国では1979年より人口規制政策、いわゆる一人っ子政策が導入されて以来、中国人同士の夫婦間では、子供は一人までしかもうけることができない。
私の年代の中国人は、皆、一人っ子なわけで、“きょうだい”という存在を知らない
しかも、それが社会的に常識となっていて、「法律的に認められた“きょうだい”」が居るという事は、相当金持ち・・・ということになるらしい。
高額な罰金を支払う事ができるなら、二人目ももうけられるのだそう。


・・・子供をもうけるのに、『罰金』というのが、そもそも衝撃。


もう一人子供がほしい・・・と、言った女性は、中国の政府機関で働いている。NYには、長期出張で来ていて、国連で仕事をしている。
そんな政府で仕事をしている人に対しては、更に厳しく取り締まられるそうで、罰金を支払う事ができても、2人目の子供をもうけようものなら、クビなんだそう。



でも、再婚した場合・・・例えば、前妻との間に子供がいる男性が、子供を産んだ事のない女性と再婚した場合、この女性自身は子供を産んだことが無いので、この男性と女性の間の子供は産めるのだと。なので、腹違いではあるけど、この男性にしてみれば、子供は二人。


逆に・・子供をもうけた事のない男性が、既に子供がいる独身女性と結婚/再婚する場合、この男性とこの女性の間の子供をもうける事はできない。


要は、女性一人につき、子供一人まで・・・という事。


・・・中国に、そういう政策がある・・・とは、話しに聞いてても、実際に直で聞くと、ちょっと衝撃を受ける・・というか、うまくのみこめない。
日本や台湾、アメリカですら、出生率の低下が問題になっているのに・・。





「素朴な質問!!双子はどうなるの??」と、うちの旦那(笑)


「双子は大丈夫なのよ。だって、あなたが意図したわけじゃないでしょ(笑)」って・・・そら、そうだ。(笑)



ただ、その『一人っ子政策』も、ちょっと変わるらしい。
新しい法律では、もし夫婦それぞれが一人っ子同士なら、子供は二人までもうける事ができるようになる・・と。
・・・もう、ほとんどが一人っ子同士なんじゃないかしら?

ということは、中国でも「きょうだい」という概念が今後は理解されていくようになるんでしょうね・・。



小さい頃、一人っ子に憧れていた私。
もう、毎日きょうだい喧嘩が勃発していた我が家。
殴り合い、髪の毛引っ張り合い、悪口言い合い、泣く、わめくが日常茶飯事でした(苦笑)
そして・・・お菓子も3人でわけないといけない、おもちゃも一人占めできない・・・などなど・・・「一人っ子がよかった〜〜!!」と、母にぶつけたこともあったなぁ(笑)


そんな時期もあったけど・・・やっぱり、きょうだいって、掛け替えのない存在で、そんな事がなかったら、きっとつまらなかっただろうし、今となっては、本音を言い合える『家族』であって、学ぶ事もあれば、刺激を受けることもある、大切な存在。
面と向かうと、そっけない事しか言えないけど(笑)、やっぱ自分の弟や妹をかわいい、と感じるし、誇りに思う。

ありがたい存在です。



もし、自分が子供を産むようになったら、絶対2人上はほしいし。(でも、Max3人までかなぁw)


中国でも、社会的に“きょうだい”という掛け替えのない存在を知る人が増えていってほしいものです♪(政策上の問題、経済上の問題を考慮せずに言ってしまっていますけど・・。)