言語を越える何か・・・

ちょくちょく日記には、書かせて頂いておりますが、同じクラスに、日本から来たオペラ歌手さんと、もう一人!韓国から来たオペラ歌手さん(現学生)がいるわけで・・・先日、またどっとスペインに帰ってしまう数名のために、初のデュエットを披露!

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生まれてこのかた、まだ劇場でオペラを観たことも、聴いたこともない私は、生で歌が聴ける事にかなりワクワク。


仲良くさせてもらっている(仲いいよね?w)お二人のいつもの顔とは違う一面を目にして、「すごいっ!」と、感動してしまった。


それぞれ、ソロで歌っているところも素敵で、でもなんと言っても、二人一緒にハモった瞬間は、鳥肌がたった・・。


この、ゾゾっくる瞬間の感動は、すごく心地がいいわけで・・この瞬間を味わえるのって幸せだと思う。





歌っているお二人を観てて、改めて感じることは、やっぱり、言語を越えても他人と共通する何かを持てる人は、羨ましく思う
そして、更に人を感動させる力のある人って、本当にすごいと思う。



誰しもが持てる才能ではないし、たとえ才能があったとしても、誰しもが育める環境にあるわけではない。


そして、誰しもが、やり続けるという強い意思を持っているわけではなく、言葉いらずにして人と共通の何かを持てること、人を感動させるに至るまでには、きっと私たちの感動とは裏腹に、相当の努力あってこそだと思う。



一方は、日本から。一方は、韓国から。
お互い、ココで出会わなければ、知りもしない他人。
話す言葉すら違うのに、「歌」を通して一つになれる力を持ち合わせている。



スポーツ、写真、絵、楽器、建築、ダンスなどなど・・・・言語を越えて、人と繋がれる手段っていろいろあって、きっとその手段は、思考的なものというよりは、“心と心”の感情に響くもの。


言語は、自分の考えを伝えたり、人の思考を知るには、必要な手段だけど、こうやって、『心に響く手段』を持ち合わせる事ができる人、表現できる人って、すばらしいなぁ・・と思うし、私はとっても羨ましい。



残念ながら私自身には、そんな力はないわけで、でも、いつも人の試合の観戦だったり、何かの発表会だったり、展示会だったり、そして演劇やダンスを観ていて、ゾゾッと鳥肌を立てて感動しては、言語を越えた空間に・・・「いろんな国があって、みんな置かれている環境は違うけど・・・『人』である事に、変わりはないんだなぁ・・」とか、同じように感動している人たちとの一体感に、「みんな同じじゃん!」とか・・そんな風に感じる瞬間がある。




バックグランドが違う多くの人を、“一つ”にしてくれる『表現者』に感謝だし・・一つにできるその素敵な力は、やっぱりすごい!!


と、感動したこの日は、Olive GardenというイタリアンレストランでDinner!




いくつものお料理を注文してシェアするのかと思いきや、イタリアン男児が、「イタリアでは、自分の分は自分で注文するんだ。中華料理のような大皿料理とは、Opposite!」って、言うんで、私はチーズのラビオリを注文。



・・・量が多い・・。


しかも、ラビオリって言うから、中はてっきりひき肉で、ソースがチーズなのかと思ったら・・・中の餡もチーズ!!リコッタチーズかな・・。


「ホワイトのソースで・・・」で注文し、更には上からチーズもかけてもらったので・・・私のお皿は真っ白なお料理。


チーズだらけになってしまい・・・。


最初の一口は、おおお!うまっ!!!!って思っていたのが・・・ラビオリ2つ目から。。ヘビィ〜になっていった・・・(笑)



私は、マンハッタンから離れたLong Islandに住んでいるため、いつも鉄道の時間を気にしなければならないのが、なかなかイタイが・・それでも、楽しい時間を過ごしたDinnerでした。

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また、帰っていく人が・・・寂しいのぉ・・。