人種★

こっちに来て思ったことは・・『人種の壁』

「壁」と言っても、それを感じる瞬間と、感じない瞬間がある、ということ。


【違いを感じる瞬間】

※「差別」と捉えられると思うが、正直に感じたままを書く。


多少なりとも、「人種」によって違いがあるな・・と感じるのは、生活水準の差
いわゆる、安全で土地が高い場所には白人が多く住む。

可愛らしい一軒家などの一戸建ては、白人が住んでいいることが多い。
一方、集合住宅式のアパートやそんな集合住宅が密集するざわついたエリアには、黒人、アジア人、ヒスパニックが多い。



今回、部屋を探す中で、最も重視した「安全性」

sex offenderが居住するエリアに関する資料がネット上で公開されているため、そんなのを参考にしながら、エリアを選択していったわけだが、offenderがほとんど居住していないエリアは、土地が高く、裕福層が多く住む。でもって、白人率がめっちゃ高い。


逆に、offenderが多く住むエリアは、集合住宅が多く、価格もそこそこ。黒人、ヒスパニックが多い。
さらには、offenderの詳しい内容をクリックしてみると、顔写真が載った資料が・・・。ぞっとする・・。


ほとんどが、黒人。次いでヒスパニック、アジア人、白人。


「・・・やっぱり。」と私の脳裏に浮かんだ言葉・・・その瞬間、知らないうちにどこかで人種差別していた自分に気づく。
統計的なデータからみても、犯罪者には黒人やヒスパニックが多い・・そして、小さい頃から備え付けられた固定概念。
黒人が多く住むエリアは避けよう、とか、白人の大家さんのほうが安心とか・・

今になって、「人種差別をしている自分」を明確に発見した瞬間だった。



そんな自分は、アジア人。・・・人種としては、弱いかも・・と。
自分から見ても、白人は優位に思えることがある。


【『壁』を感じない瞬間】

一方で、NYはほんとに人種の堝。お店で注文するときにも、英語がままならなくても、不思議がらない。(いらっとした素振りを見せる人はいるが(笑))


至るところで耳にする、スペイン語なまり、イタリア語なまり、ヒンズー語なまり、韓国語なまりの英語。
そして、それぞれに違う肌の色、顔立ち・・・。


それなのに、それがまるで『当たり前』のように、生活している。
これが、当たり前なのかもしれない・・・。
日本に居るときには、見られなかった光景というだけで・・。


日本で部屋を借りようとすると、外国人籍は厄介。
こちらでは、国籍は全く気にならない。
大事なのは、Credit、Status。
利にかなっている。

アメリカにいるのに、どこに居るんだか分からなくなるくらい(笑)
国境がないみたい・・・。


まだ一週間で、みえてる範囲も狭いけど、そんな中で日本を出て
台湾でもみえなかったものを観ている気がする・・。