The Cloisters♪

先月だったか・・・行ってみたかった“The Cloisters”という美術館に足を運んでみました♪


ここは、メトロポリタン美術館の分館で、マンハッタンのかなり上のほう、190stあたりに所在。


中世ヨーロッパの美術と建築を主体としており、12世紀から15世紀にかけての家庭/宗教用建築要素を使用して構築された建物

“Cloister”とは修道院などの回廊という意味らしく、正に、素晴らしい回廊や礼拝堂がある修道院美術館。
なんでも、フランスやスペインの中世の修道院の遺物を集めて造り上げられたのだそう。



地下鉄は。Aラインでず〜っと上のほう、190st駅で下車。


フォート・トライオン公園なる、公園が目の前にある。

この日は、雪がたくさん残って、寒さは厳しかったものの、天気がよくて、空気も澄んでて気持ちが良かった♪


公園を10分ほど歩く・・・。


先端のほうに、古いお城のような、修道院のような建物が。


人も少なく、あたりは静まりかえっている。
・・・入れるのか?と、おそるおそる玄関のドアを開けてみる・・・。


薄暗い廊下を渡り、二階部分に上がる。
入場料を払って、中に入る。こちらも、メトロポリタン美術館と同じく、寄付式なので、自分が払いたい額を支払う。ただし、推奨入場料は、$20です。(当日であれば、メトロポリタン美術館(本館)の入場も含まれている。)




それほど、大きくないこの建物、そして人気も少なく、とにかく静か。
建物の中は全体的に薄暗いのだけど、窓から入ってくる太陽の光が、荘厳な雰囲気を作り出しています。


美術館とはいえ、修道院の雰囲気が強いので、入った瞬間から、宗教的な作品、展示品が・・・。
建物自体が、作品のよう♪


とにかく、その場の雰囲気に吸い込まれます。
暖かい太陽の光、静けさ、荘厳なる建物と作品達・・・。


言葉はいらず、深呼吸して、ゆっくりと歩き、作品に酔いしれるばかり・・・。


いくつか部屋があり、各部屋が小さな美術館のよう。










キュクサの回廊はスペインの国境に近いフランスのキュクサにある修道院から1913年にニューヨークに運ばれてきたものなのだそう。




部屋と部屋を繋ぐドアが、なんかものすごく愛着感じる・・。なんでだろ(笑)



思わず、ため息が出てしまったのは、ランゴンの礼拝堂



足を踏み入れた瞬間に・・・思わず、「おぉ・・」ってうなってしまった(笑)隣に居た警備員さんが、にやり(笑)。



天井が高く、広いホールのようになっている。
コンクリートのすごくシンプルな造りになっているものの・・・なんかすごい神秘的な雰囲気に、足をしばらく止めておりました。


天井からは、十字架に吊るされたイエスが。


そして、大きく描かれたマリアの肖像。






忙しいマンハッタンに居るとは思えないほど、静かで荘厳な場所です。


館内にはこのように、礼拝堂もあり、中世美術と宗教のかかわりや、中世美術が建築の中でどのように置かれ、どんな機能を持っていたかなどもわかる仕組みになっているのだそう。


大きな美術館もいいけど、心静かに、酔いしれたい時には、こういう小さな美術館は良い♪
フリックコレクションと並び、かなり好きな美術館です♪♪