コンサート@カーネギーホール

語学学校の時、同じクラスで、何かとほん〜とにお世話になった友人が、もうすぐ日本帰国となる。



そう・・何回か、日記にも登場して頂いております、オペラ歌手のM氏。(本名出していいのか分からないのでイニシャルでw)


人柄なのでしょうね・・・。この方の周りは、いっつもたくさん人が集まります。
人を吸い寄せる魅力のある方なんだと・・・


帰国を直前にして、あのカーネギーホールでコンサートを実施。
7番街、57丁目にある、カーネギーホールは、アメリカの実業家・慈善家アンドリュー・カーネギーが建てたので有名な音楽の殿堂。




まず、ここに入ること自体、めったにないだろうと・・・もう、ワクワクw(ただのミーハーです、はい。w)



入ると、もう満席!!
幸いにして、一足先に着いていたロシア人夫婦のG&Vが、席を確保していてくれた♪



オペラ鑑賞は、なんだか高貴で足を踏み入れるのには、敷居が高いイメージしかなかった。
日本では、触れる機会もなかったので、一体、どんな世界なのかも知る余地がなかった・・・。


そんな、私のイメージを変えてくれたのが、M氏。
M氏にいろいろ話しを聞かせてもらううちに、もっと音楽に触れていきたい!!と、思うようになった。


オペラとか、オーケストラなどのクラッシック音楽は、小・中・高の授業レベルで、社会人になってからというもの全くと言っていいほど、触れてこなかった・・・。



それが、自分の結婚式の曲を選曲する時になって・・・「あ、何も知らない」・・・と、いうことに、はっ!とし・・M氏に選曲を手伝ってもらったわけです。


場面に応じて、そのときの自分の心境に応じて、心を豊かにしてくれる曲がる・・・そう思ったら、いろいろな音楽に出会ってみたいな・・と、



席につくやいなや、でっかいシャンデリアに圧倒。


そして、出ました〜〜〜!!!


曲は、全部で16曲+最後1曲歌ってくれました♪


こちら、“Tonight”を歌っている最中。
くわぁ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!

ステキ♪♪♪




ソプラノ、メゾ・ソプラノ、テノールバリトンの4人。
それぞれ、しっかりと独立しているんだけど・・・でも、一緒に居る・・・みたいな・・なんか、言葉では表現しにくいんですが・・。w



よくも、あんなに通る声を出しっぱなしにできるものだなぁ・・と。いつ息を吸っているのか?と、
聴いてて私が息を切らしていたw


そして、声ってこんなにも、たくさんの表現があるのだな・・・と。
音色、強弱、リズムなど、いろいろな技法を組み合わせて、曲を創り上げている・・・。



聴いていて、鳥肌が立ちます!


ソプラノのソロ“The Departing Spring”を聴いていた際、風の動きがみえるような声の動きに感動。



16曲目に、“You Raise Me Up”!!



M氏が選んでくれたいくつかの曲の中から、結婚式、新婦の父・新婦の入場の場面でこの曲を使った私たち。


まさか、ここでも聴けるとは・・・!!



これには、参った。
・・・ついつい、涙が・・・。

結婚式の際は、とにかくドレスを踏まないよう必死だったから、周囲は泣いてても、自分は転ばないよう頭がいっぱいだったw


それが、ここで改めて思い起こされ・・・もう、そら感動しますわな。



ほんと、素晴らしい時間でした♪


いつも、気軽に話しをさせてもらっていたM氏。
全然、違う世界の人なんだなぁ・・・なんて、感じた瞬間でもありました。


こうやって、この場で歌うことができるのも、音楽の学校いって、留学して、いろいろなオーディション出て、いろんなところに出演し、多くの有名音楽家と共演し、たくさんの経験を積んでの今なんだろう・・・。



自分には知る余地もない世界。
この世界(地球)には、たくさん、そういう自分の知らない世界(分野)で生きている人たちが居る。


いつの段階の、どんな決意をして、ヒトは歩む路が定まってくるのだろう。




日本でなら、出会うことのできなかった人なのだろう・・・。





なんか・・・不思議。




M氏と出会ったことで、ちょっとだけ、自分の新しい視野が広がった気がします。
音楽にもっと触れていこう・・・。