受け継がれる・・・

今日は、母の幼馴染であり、うちの三きょうだいを生まれたときから、
みてくれていた、おじさんとおばさんに会いに行ってきた。



うちのお爺ちゃんの代からの友人関係で、
私たちの代で3代目の付き合いである。

祖父母の代は、台湾で知り合い、その後来日。
その子供たち(おじさん達きょうだい)は、
日本や、アメリカに移住し、さらにその子供たち(私たちの代)
も、日本やアメリカや台湾と、それぞれ。

血のつながりはなくても、親戚のおじさん、おばさん、
お兄さん、お姉さんみたいな・・そんな代々続いている幼馴染。


昨年末、アメリカに住んでいる兄さん(John)が、
結婚式のために、何年かぶりに台湾に戻った。
その際に、日本にも立ち寄ってくれて、
8年ぶりの再会に、感動した。


この幼馴染グループ(向こうは血の繋がりがある親戚グループだが)における、
私たち世代(親世代からみての子供世代)は、8人。
昔、一度だけ、日本で子供世代の8人+親世代の7人(3夫婦+うちの母)と、
祖父母世代がそろったことがあった・・・確か私が七歳のころ・・。


子供世代の中では、一番早くに結婚したJohn。
私がそれに続くわけで、今日はそのご報告も兼ねて、
ご挨拶に行ったというわけだ。


親世代は、久しぶりに会えば昔話に花が咲く。
祖父母の話をしたり、自分たちの結婚の頃の話をしたり、
そのほかもろもろ、話す口は止まらなかった・・・。


そんな中で、Johnの結婚式の際の話を聞いた・・。
彼のお嫁さんは、アメリカ人だが、アジアとりわけ中華系の
礼儀を受け入れた。

中華系は、とにかく目上の方への敬意を払うことには、
厳しく、私も親からは言い聞かされていたし、台湾にいたころにも、
多く学んだ。

Johnたちは、結婚披露宴後には、ご両親にご挨拶。
目上の方への最高の敬意を払う意として、
日本で言う、土下座をし、頭を地に付けて感謝の意を表した。



そして、それはうちの親も、おじさん・おばさんもやってきたことで、
最近は、そういうことをあまり気にしなくなってきていたけど、
改めて「礼儀」とか、「伝統」とかって、親や人生における諸先輩から
話しを聞いたり、教えてもらったりして、後の世代にも伝わっていく
ものなんだな・・と、感じた瞬間であった。


そして、おじさん・おばさんの結婚写真まで見せてもらった。
30年前の写真なのに、色あせることなく、綺麗に保管されてあった・・。


次は、私の番。


こうやって、親から子へ、そして子はいつしか親となり、
またその子へと・・・。

そうやって、いろ〜〜〜んなことが繰り返されていて、
時代は変わっていくし、人は老いるけど・・・
伝えることを伝えていけば、「伝統」とか、「風習」とか、
そういうものは、生き続けるものなんだな・・と。


自分の代でストップさせてはいけないこと、
受け継いでいかせないといけないこと、たくさんあるよな〜。